福岡市教育委員会は7日、新型コロナウイルスによる臨時休校が長期化していることを受け、市立小中高校と特別支援学校の夏休みを大幅に短縮し、土曜授業を例年の年4回程度から月数回に拡大する方針を明らかにした。児童や生徒の授業の遅れを取り戻すため、夏休みはお盆を中心とした一部期間にとどめることなどを検討している。
同日の臨時校長会で、学校再開に向けた基本的な方針を説明した。
市教委によると、学校再開は、緊急事態宣言の解除時期や福岡県教委の方針も踏まえて判断する。ただ、仮に今月中に分散登校などで再開できたとしても、休校が既に2カ月以上と長引いており、例年通りのスケジュールでは全ての授業時間は消化できない。
このため、本来は夏休みとなる期間もお盆休みなどを除いて登校し、土曜授業も増やす必要があると判断した。さらに、教科ごとに授業の年間こま数を減らす方向で検討している。
また、感染拡大防止のため、入学式は簡略化し、始業式は中止する方針も示した。入学式は人生の節目であることを考慮して中止にはしないが、例年のような規模や時間での開催は見送るという。 (泉修平)
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